療育ってなに?
療育とは
ペアレントサポーターえん管理人のkaoriです。 療育とは「治療教育」という考え方から始まった言葉で、障害のある子どもへの支援のことを指します。最近では発達支援と呼ぶことも多く、子どもの特性に応じて幅広い支援と、保護者への発達相談を行っていきます。医療機関内で実施している施設や、民間の事業所と呼ばれる療育施設があります。事業所は年齢により区分があり、就学前までは児童発達支援事業所、小学校入学から18歳までは放課後等デイサービスと呼びます。
療育を利用するにはどうしたらいいか
まずは利用したい施設への空き状況の問い合わせと、見学を行いましょう。いまは本当に数多くの事業所がありますが、とにかく空きが少ないです。タイミングよく退所する方がいれば入れますし、年度変わりで卒業する方がいればそのタイミングがねらい目です。いずれにしても「待ち」が発生する可能性は十分に高いので、候補は複数挙げて、待ってでも利用したいところは空くのを待ち、その間は空きがある他の事業所を利用するのがおすすめです。事業所はインターネットで検索をする他、市役所の発達相談窓口等で登録のある事業所一覧を入手することができます。療育では大きく分けて個別療育と集団療育の2種類があり、個別療育は1対1で指導員とマンツーマンで基礎から学んでいき、集団療育は小集団(だいたい5~10名)の中で過ごす練習をすることができます。個別療育から集団療育へステップアップしていくイメージです。
療育の利用料金
利用するには、お住いの市区町村の障害支援窓口にて相談し、通所受給者証を取得する必要があります(一般的に受給者証と呼びますので、以後受給者証と記載しています)。受給者証は療育を受ける費用を税金で支援をしてもらう為に必要です。いまは就学前までは無償化対象の為0円、小学校入学後は月に上限4,500円となります。(ここだけの話ですが、毎月代理受領の領収書を事業所から送られてくるとその金額に驚きます。だいたい月に初任給程度の金額がかかっています。納税者の方々のおかげで息子は療育に通うことができています。本当に心から感謝しています。)「通所受給者証」と、ちょっとその言葉に引いてしまいますが、自治体からの支援を受ける為と割り切って乗り切りましょう!
我が家の場合
わたしが受給者証の申請したときは普段の様子や困っている事の聞き取りが行われました。これは発達相談とは別で、障害支援窓口で行いました。また、同時に見学に行った事業所と契約を行い、支援計画を立ててもらいました。この事業所が受給者証取得に向けて、手続きを行ってくれます。ちなみに支援事業所との契約にあたり家庭訪問が必要で、自宅の様子も見にこられました。この辺りはとにかく時間がかかります。療育を受けたいと思って翌週から受けられる、そんな簡単にはいきません。我が家では申請から受給者証の承認まで3か月かかりました。お国の仕事と気長に待ちましょう。そしてできるだけ早く動かれることをおすすめします。