偏食激しい子どもへの対応

ASDの特性の一つでもありますが食事に対してもこだわりがあり、偏食のお子さんは多いようです。

例外なく、長男も超偏食です。

長男の偏食歴

長男はまさによく本に出ている通り、白い色のものしか食べませんでした。

離乳食はほぼ食べた記憶がありません。離乳食が進まないまま幼児食へ移行となり、

白米は食べられるように!

そして納豆好きで納豆ご飯が食べられるようになりました。

あとはベビーせんべい、牛乳、チーズ・・・ぐらいかな?

3歳になるまでこれぐらいしか食べられるものがありませんでした。

保育園の連絡帳に食べたものを記入する欄に「ごはん」しか書くものがなく、

担任からは味噌汁をつけてあげてくださいとコメントがついていることもありましたが

汁ものは大の苦手。

健康に育っていたので、毎日食べなさい!!!と怒るのも疲れ、諦めの境地でした。

偏食は受け入れるしかない

長男が発達障害と診断されて、初めて偏食も特性のひとつだと知りました。

(わたしの離乳食が失敗した訳ではありませんでした、笑)

何も食べられないとそれは生命を維持できないので問題だと思いますが、

健康に成長しているのであれば、ごはん(白米)しか食べられなくても全く問題なし!

むしろごはんが食べられてよかったと受け入れるしかないです。

なぜ偏食になるのか

発達特性の中で過敏さがあります。

味覚や嗅覚が過敏であり、食べ物の触感などが受け付けないことで、食べられないという子もいます。

またフルーツなど、真っ赤なイチゴで甘そうなのに酸っぱい!みたいな見た目の想像と味が違うものは

かなりハードルの高い食べ物です。

長男もそうでしたが、特定のメーカーのものしか食べられないというのも、風合いや舌触りなどが同じものを好むことからきているようです。

これも言ってしまえば「こだわり」。

このこだわりは好きだからこだわっているというよりは、いつもと違うものへの不安や安心感を求めてのこだわりと言えます。

単純な好き嫌いとは性質の異なる偏食ですので、どうにかして直そう、食べさせようとするのはおススメできません。

偏食への対応方法

長男は超偏食でしたが、3歳を過ぎたころから少しずつですが食べられるものが増えてきました。

特定のメーカーへのこだわりも少しずつ減ってきました。

基本的には直そう、食べさせようとするよりも、楽しく食事の時間を過ごせるようにしていきましょう。

親がおいしそうに食べている食べ物に少し興味が出てきて、食べてみようかな・・と思わせられたら御の字。

食べないのは分かっていても、一応食べる?と一言声を掛けるのもいいと思います。

また、好きなキャラクターのお皿やスプーンを用意したり、子どもが食事に対して前向きになれる環境を整えるのはおススメです。

わたしもそうですが、気合を入れて作っても食べてくれないとがっかりしますよね。

偏食はすぐに改善する訳ではありませんから、お互い長い目で見て付き合っていきましょう!

基本健康ならそう心配しなくて大丈夫!!

後記

長男は保育園では給食を完食してきます。

絶対に完食しないといけない!というこだわりからなのですが・・・笑

でもどうしても苦手なものは「食べられません」といって残すという選択をすることも子どもにとっては大事な勉強です。

幼稚園や保育園、学校では完食こそが絶対条件のような指導をしてきますが、

自分のことを理解して食べられる範囲で食べるという教育もして欲しいなと個人的には思っています。

※参考文献 お母さんができる発達障害の子どもの対応策 監修/宮尾益知